地元の木で家を建てたいと考えている方へ
地元の木の種類について
石巻地方の人の手で育てている森林は、ほとんどがスギです。
地元で作っている木材製品等の種類について
石巻地方には、柱、梁及び板類を製造している製材工場、地元のスギ材を使用した合板を製造している合板工場があります。
また、床下に敷き詰める活性炭を製造している工場もあります。
木材の乾燥について
森林で伐採されるまで、木の内部には多くの水分があります。
伐採後は次第に乾燥していきますが、その過程で少し変形したり割れたりします。このため、住宅には、建築後に変形したりしないようにできるだけ乾燥した木材を使ったほうが良いとされています。特に、短い期間で建設する場合や、プレカットという工法で建設する場合は、乾燥した木材を使わなくてはなりません。
なお、木目に沿うような通常の割れについては、強度上は問題ありません。
木材の腐れについて
水に濡れてもきちんと乾く場所であれば、腐る心配はありません。
また、腐り易さは木の種類によって異なり、ヒバやヒノキは腐りにくく、スギは普通、輸入材のベイツガやホワイトウッドは比較的腐り易いと言われています。
木材と火事について
木材は燃える性質がありますが、燃えても表面から徐々に燃えていき、木材の中心部分は残ることが多く、すぐに住宅が焼け落ちるようなことはありません。
また、燃えても有害ガスを発生しません。
木材は適材適所に使いましょう
スギは、流通量が多いので手に入り易く、柱や内装材・下地材を主体に、比較的オールマイティーに使用できます。
ヒノキは木目が美しく香りも良く、すばらしい材ですが、スギに比べれば量が少なく、値段もやや高価になります。用途はスギと同じように色々と使われますが、浴槽等にも使われます。
ヒバやクリは、特に腐りにくいので、土台や根太に適しています。
このほか、梁等にはアカマツや輸入材のベイマツ等が使われる場合があります。
合板の安全性について
石巻地方で生産しているスギ合板は、住宅向けのものは日本農林規格(JAS)が定めた「ホルムアルデヒド発散速度による等級区分」上、最も発散速度の遅いF☆☆☆☆に区分されていますので、制限を受けることなく使用できますが、これまでシックハウスになったことがある方や化学薬品に敏感な方は、注意してください。
設計士や工務店の選び方
建主との相性がありますので、このホームページの自己紹介等を参考に、実際に会って話を聞いてから決めてください。
この会は、建主の方が、ご自身と相性が良い設計士・工務店との出会いをお手伝いするために設立しました。
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